西部基幹営農センターは9月12日、雲仙市内で水稲「なつほのか」の収穫適期判定検査を行いました。同センターと島原振興局の職員ら5人が参加し、7か所の圃場を巡回しました。判定結果は生産者への周知や、受入れを行うカントリーエレベーターを稼働させる時期の判断などに活用します。検査では、吾妻カントリーエレベーターで受入れを行う3町(吾妻町・愛野町・千々石町)の圃場を対象に、稲穂のサンプルを採取しました。稲穂ごとに籾数を数え、そのうち熟れて黄化した籾の割合を算出。その割合を判定指標と照らし合わせ、出穂期や平均気温、圃場の状態などを総合して収穫適期の日付を決定します。本年産「なつほのか」の生育は順調で、平年並みとなる9月下旬からの収穫を予定しています。そのほか「ヒノヒカリ」「にこまる」とともに10月いっぱいまで受入れ、11月から順次籾摺りを行い低温倉庫で保管します。同センターの田中清俊センター長は、「今年は病害虫による被害も少なく、生育は順調に進んでいる。ただ高温による収量への影響が懸念されるため、今後も圃場巡回などで生育状況の把握に努めたい」と話しています。西部基幹営農センターなつほのか生育順調 収穫適期を調査 3
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