〇危険物を貯蔵する場合、「防油堤」の設置が必要です。 防油堤とは……重油タンクなどから危険物が漏れた場合に、その 流出を防止するための金属板やコンクリート等で できた受け皿囲いのことで、貯蔵するタンクの全 量を収納できることが必要となります。※事故を未然に防ぐために防油堤を設置するとともに、事故に備えて賠償責任保険への加入にInformation17タ ン ク の 容 量40リットル以上、200リットル未満200リットル以上、1,000リットル未満200リットル以上、1,000リットル未満400リットル以上、2,000リットル未満 今年も、暖房機などを使用する時期となって来ました。使用前に点検を行い、農業用施設からの油流出事故を起さないように注意しましょう。油流出事故は環境汚染に繋がるばかりでなく、その回収が大変困難で生態系に悪影響を与えてしまいます。 〇点検する項目・腐食、老朽箇所を点検、悪い箇所は修理しているか。・タンクから伸びる配管、配管接合部分はしっかりと固定されているか。油の漏えい痕はないか。 【暖房機への配管は漏えいが確認できる地上配管に変えましょう】・防油堤を設置しているか。防護壁の劣化、ひび割れ・油の漏えい痕はないか。※一般に農業用施設で使用される油類(重油・軽油)などの取扱いは、各市町火災予防条例により「指定数量未満の危険物(少量危険物)」として貯蔵、取扱いについて定められ、罰則規定もありますので適正な管理に努めましょう。○消防法の指定数量未満であっても、一定数量の危険物を貯蔵する場合には、消防署へ届出が定められています。危険物名ガソリン軽 油灯 油重 油 [届出が必要な危険物の種類とタンク容量] 努めましょう。 万が一事故が発生した場合には、早急に所管の消防署及び市町へ連絡しましょう。農業用施設からの油流出事故をなくしましょう!
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